クラウンアスリートのDIY・タワーバー取り付け・ブレーキシリンダーストッパー・BCS付きタワーバー・ボディ補強に関するカスタム事例
2025年02月09日 00時31分
GRS204と、GS131(不動)の新旧クラウンオーナーです。 主にDIY作業をアップしますので、参考になる情報になれば是非ご活用下さい。 ---以下過去分--- 淡河428の5.1km タイムアタックの条件 センターライン縛り センターラインオーバーはタイム無効 上り3m3s 現状トップタイム 下り3m17s
今回はタワーバーを組みました。
フロント(ブレーキシリンダーストッパー付き)と、リアの組み付け作業を纏めた物なので、長文になりますのでご容赦下さい。
変更などがあれば追記、添削する場合があります。
図はフロントの取り付け後になります。
リアの取り付け後になります。
届いた直後の図。
箱から出すときはワクワクしますね。
フロントはGRS200用とあります。
つまり、GRS200以外はポン付けできません。
タワーバーとしての変化は、強固なクラウンのフレームには大きな恩恵は無いかもしれませんが、ブレーキシリンダーストッパー付きのタワーバーは、ブレーキフィーリングが大きく変化するので、どうせ付けるなら絶対にあったほうが良いのです。
ランエボに乗ってた時、この変化の大きさに感動しました。
あるなら加工してでも付けるべきです。
驚いたのがリア側の方で、なにやら複数の型式が記載されています。
フレームのベースが同じ車種があるようなので、一部の人間にはかなりの利用価値のある情報だと思いますので共有しておきます。
段ボールの中身です。
ミニ四駆のアップグレードパーツの袋を開ける時の様にワクワクします(笑)
ざっくりと寸法を取ります。
車体に組み付けたら、カバーの加工に入るので、その時に使う情報になるので残しておきましょう。
カバーの取り外しにかかります。
取り外しの順番は、
コアサポ上(写真:真ん中)
左右カバー(写真:左右)の順番に取り外しになります。
助手席側のアッパマウントの図
先ずはアッパマウントのダストカバーを外します。
記憶では14mmボックス、短めのエクステンションとラチェット使いました。
外したら配線がグロメットを通って繋がってるので、無理に引っ張らない様にしつつ、配線のカプラを外します。
この機械はGPSで得た情報によって減衰をオートコントロールするアクチュエータになります。
カプラーを抜いて、この配線を固定するグロメットを外しましょう。
アクチュエータ本体。
この作業時に気付いたのですが、エンジンのアースケーブルのボルトが外れて遊んでいたので、締め付けしました。
Dで買った車両ですが、だからと言って安心していては駄目なようです。
どこで買おうが隅々まで点検しましょう。
14mmのボックスレンチを用意してアッパーマウントのナットを取り外しました。
タワーバーのベースを仮組みで乗せてみます。
運転席側のベースはブレーキシリンダーストッパーの構造物が、リレーボックスに接触するようなので、リレーボックスを移設します。
リレーボックスは蓋を外して雨水対策しました。ボルトを一箇所外して回避できる様子だった為、復旧も容易く済みそうです。
が、後日に取り付け状態を変更したほうが良さそうなので考えておきます。
アッパマウントの締め付けトルクは67Nmで締め付け。
タワーバーは35Nmで締め付けして、フロントの組み付けは完了。
カバーの仮置き状態
かなりカットする事になりました。
カットにはハンダごてを使用して溶断作業しました。
結果としては悪くはないけど、良いわけでもないです。
もう少し時間を掛けて直したいですね。
カバーの加工は根気が要ります…😩
リアは、内装を全て外す必要があります。
写真が無いので記事に起こします。
はじめに真ん中の底板を外し、
次に、左右の底板も外します。
右の底板はプラスチックリベット1つ外します。
次は奥から天面を覆うパネルを外します。
真ん中奥の底面に付いているプラスチックリベットを3個外す。
次に、天面の平べったいZ字に曲がったフックを手前に引き、ロック解除。
次に、奥の正面上側少し右にずれたところに手で回せるナットがあるので外します。
次に、トランク室内灯を外します。右側にツメがあるので、よく観察しましょう。押しながらしたへ引き抜くとカプラーが繋がってるので外してトランク灯を取り出しましょう。
次に、リアウィンドウの雨樋部分の下にツメが4箇所、後方に引っ張ると外れる物がついています。手前に引き抜いて外しましょう。
次は手前のトランクのプラスチックの保護パネル外します。
底面で固定する、フックベース固定のボルト2本(10mmボックス)、プラスチックリベット5個を取り外し。
このプラスチックカバーは真上に、叩き上げる(引っ張り上げる)と外れます。
次は左右の保護パネルを外します。
右は備品ネットを引っ掛けるフックを、左右のツマミを摘んで引っ張ると外れます。上側にプラスチックリベットが1つ刺さってるので外します。
次にブレーキランプの裏側辺りに白いプラスチックリベットの固定土台があります。これは先端の細いペンチで摘むと簡単に外れます。
次に、底面でフックベースのボルト(10mmボックス)片方1つ付いてるので、合計2箇所外しましょう。
全て取り除いた際の図。
バンパーに傷が付いてしまわないように、養生します。
助手席側のアッパーマウントの図。
アクチュエータカバーを外して、配線カプラを外します。
14mmのボックスレンチでアッパーマウントを固定するナットを外してタワーバーベースを仮組みします。
左右出来たら、タワーバー本体をボルトを通しただけでも良いので仮組みしておきます。
こうしておかないと、最後の最後に向きが微妙にズレていたら組めなくなります。
アッパーマウントのナットをトルク67Nmに設定して締め付けします。
締め付けが終わったら、ベースを残してタワーバーは外します。
アクチュエータへの配線復旧を忘れずに行いましょう。
逆手順で左右の保護パネルを組み付けして、ベースがパネルと接触している所にカッターで切り込み、ベースがパネルを貫いた状態にします。
切り込みを入れる手順としては、プラスチックリベットが固定できる程度まで、保護パネルを組み付けた状態まで済ませます。
タワーバーベースの接触部分はパネルの上からでも分かるので、その部分にカッターで切り込む様な形で作業を進めます。
切り込む順番は必ず後ろ側から切り込んで、1つ目が貫通したら前側の位置を確認しましょう。
2つ同時に開けると想定と大きく違った位置に穴を開ける事になるかもしれませんので注意しましょう。
最後に35Nmでタワーバーを締め付けを行って、すべての内装を逆手順で元通りに復旧します。
青いフィルムを剥がして完成。
この保護フィルムは放置すると劣化で剥がせなくなってしまう様です。
必ず剥がしましょう。
フロントも保護フィルムを剥がしました。
新しい部品は見ていて気持ちがワクワクしますね。
◆この作業の注意点等◆
この作業はトルクレンチによるトルク管理が必要な作業があるので設備、適正工具の有無をよく確認してから作業しましょう。
タワーバーは常に歪み等に曝される部位になるので定期的な増締めが推奨されています。定期的に固定状態の確認を行いましょう。
取り付けの際の注意点としては、なるべく車体が左右で斜めにならない水平な場所で作業しましょう。
もし斜めな場所で取り付けると、歪んだままでストラットが固定され、フレームにクセが付いてしまい、ボディにシワやクラック等が思わぬ場所に発生する場合がありますので絶対にやめましょう。