1750のタイヤ組み付けに関するカスタム事例
2017年11月24日 22時29分
先日塗装した鉄ホイールにタイヤを組み付けました。これは失敗した様子ではなく、自己流ビード上げの様子です。
初めにゴムバルブを組み付けます。
ホイールの取り付け穴に対して、
バルブが大きいので茹でて軟化させます。
ホイール奥からバルブをさしこみ、表からラジオペンチで引っ張り上げます。
バルブが軟化しているので、力はいりません。
タイヤにビードワックスを塗布します。
デイトナ製で定番品みたいです。
アマゾンで買いました。
タイヤを表面に乗せ、上に乗ってはめ込んでいきます。このタイヤは比較的柔らかくこの手法のみでハマりました。海外の超硬いタイヤは、木片をクサビの様にリムとタイヤの間に挟みます。すると、タイヤがホイールのビード嵌めの隙間に食い込むので、ハメやすくなります。
タイヤ裏側がハマったら、同じ要領で表側もハメます。最後だけタイヤレバーを使いました。以上の手順を4本分行います。
続いて、空気を入れていきます。
そのまま空気を入れてもタイヤとホイールの隙間が大きくすべて漏れてしまいます。そこで私はbmxのチューブを使って空気を入れる方法を考えました。よく、パーツクリーナーを充填して火を付けたり、チーターという機械で一瞬にして空気を入れたりしますが、それらに比べて安全だったり、敷居が低いと思います。
初めにチューブをシリコンスプレーで潤滑します。この工程は後で効いてきますので念入りに行います。
チューブを裏リムにハメていきます。
ホイールによっては表リムにハメてもいいのですが、後述の様に失敗しましたので裏リムにハメるのが安全です。
ブレてしまいましたが、チューブに空気を充填すると、ご覧の様にタイヤとホイールの隙間を埋める様に膨らみます。
タイヤに空気を入れていきます。漏れ等はもはやありません。
ビードがハマると冒頭の画像の様にチューブの一部がはみ出しますので、手で引っ張り出します。
シリコンスプレーの潤滑がしっかりしているとスルスル取れます。
チューブはなんともかわいそうな姿に変わり果てました。自転車に装着するのはもはや無理そうですが、タイヤのビード上げだと、大体10本位は行けます。
それ以上になると、チューブに穴が空き空気が漏れ出します。
こんな感じで組み付け完了です。
これを4本分行います。
余談ですが、変形したチューブを亀に見せたら威嚇し始めました。
ツチノコかなんかに見えるんでしょうか?
さて、前述の失敗例を示します。
これはチューブを表からはめ込んだのですが、空気を入れて行くと、チューブがはみ出さずに中に入ってしまいました。
慌てて引っ張り出そうとしましたが、チューブが千切れてしまいました。こうなると、ビードを落としてチューブの残骸を取らなくてはなりません(泣)。
さて、ホイール断面を見ると、表側の方が、内側に向かって傾斜しており、そのため内側に膨らみが逃げたと思われます。
裏リムの方は、リムからセンターにかけてフラットな領域が長いので表にはみ出たと思います。
ちなみに、ae86の投稿でも、同様のネタをあげていますが、9jに195を組むこともできました。バケツみたいなホイールだったので、表からチューブを入れても問題ありませんでしたが、今回の失敗で裏からチューブを入れた方が安全という新たな発見がありました。