レンジローバーのキャリパーオーバーホールに関するカスタム事例
2020年08月14日 19時26分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
夏休みのお楽しみ❗️
フロントキャリパーのオーバーホールにチャレンジ。
助手席側は外れたのですが…
運転席側のブレーキパイプを外そうとしたら、フレアナットはラスペネ噴射で何とか緩んだのですが、本来ならナットが単独で回転するはずなのにナットとパイプがガッチリ固着してパイプまで一緒に回ってしまいパイプがちぎれそう💦
ワークショップマニュアルではその上のブレーキホースの付け根のナットを外すように書かれているのですが、こちらはサビでフレアナット自体がが固着していて回らない💦
ラスペネを噴射して一晩漬け置きしてみたのですが、ナットやパイプの固着は取れず。
無理に回してみたのですがやはりブレーキパイプがちぎれそう。
こうなることは想定していて、ブレーキパイプをイギリスから購入しておきました。
だだし、純正、社外品とも供給終了だったので、真っ直ぐの状態の代替品がRimmerbrosにあったので試しに買ってみました。(1970-95と書いてあったので自分のにも適合すると思ってました)
フロントブレーキパイプ社外品(1台分)曲げなし
Copper Brake Pipe Kit - RA1357BP - Automec
https://rimmerbros.com/Item--i-RA1357BP
こうなったらブレーキパイプを切断してフレアナットをネジザウルスかナットツイスターなどで強引に外してしまおうかとしたのですが、ここは焦らず念のため購入したブレーキパイプを新品のブレーキホース(NRC4401)と合わせてみたら、何とパイプ側の接続ネジのオスメスが逆💦
私の年式はパイプ側がメスねじ。
これでは接続できません。
あとからネットで調べてみたら、92年型くらいからブレーキホースの型番がNTC7670に変わっていて、ホース側がメスねじ、パイプ側がオスねじに変わっていました。
この間違って購入したパイプはブレーキホースがNTC7670のモデルであれば使えると思われます。どなたか必要な方がいましたら連絡ください。
パイプ切断したら不動車になってしまうので、勇気ある撤退をすることに。
路上復帰のためせっかく外したキャリパーをもう一度つけて、ブレーキ配管のエア抜きを行います。
ちなみにクラシックレンジのフロントブレーキは高級で、一つのキャリパーが完全2系統配管になっています。(ブレーキホースが2本あるのが分かるでしょうか)
そのため対向4ピストンのキャリパーにはブリーダープラグが3個付いていてエア抜きはとても大変です。
ワークショップマニュアルを熟読してエア抜きの順番を頭に叩き込みました。
ちなみに1日でローターにはサビが出ますね。
エア抜きも無事終わり、走行テストも問題ありませんでした。
今回は作業としては全く進みませんでしたが、キャリパー着脱と特殊なエア抜きが予習できたので良かった、と考えるようにしました😁
自分のレンジに適合する、ホース側がメスねじのブレーキパイプは供給終了となっているので、自作にチャレンジしてみようと思っています。